ヘッダービディング | Prebid.js 解剖
昨今ヘッダービディング・S2Sと、キタコレ感が書かれた記事は乱立していますが、実際どういう仕組みで動いているかに触れているものが無いので、少しずつまとめていこうかと。
ヘッダービディングとは
ページのヘッダーでSSPを競わせて、最高値をアドサーバーに渡す仕組みです。
なぜ生まれたか
Googleがダイナミックアロケーションという、自社アドサーバー内で自社Adxが無双状態になる仕組みを作ったからです。(詳細次回)
他社の実績がCPM100~300円だったときに、Googleが201円でビッドすると必ず勝つ仕組みです。
他社「300円出せるよォーーーッ!!」という文句が出たわけです。
Prebid.jsとは
使っているSSPのIDとか入れると、勝手に競争させて一番良い結果で配信してくれるサービスです。
導入方法
利用するSSPを選択してダウンロードをすると、jsファイルが送られてきます。
Download Prebid.js for Header Bidding
Prebid.jsサンプルの分析
理解するための第一ステップとして、公式ページのgetting startedに書かれたサンプルが何をしてるか見てみます。
元の広告枠はアドサーバーで作っておくのですが、その枠に対しどのSSPを使うかはhtml内で定義します。
各SSPによって必要なparamsが異なるので、公式サイトで確認します。
Bidders' Params for Header Bidding
サンプルの動作確認
実行してみると、空ですがレスポンスが返ってきました。
サンプルはここまでですが、実際はアドサーバーにこの結果を渡す作業が必要となります。
また、アドサーバーで事前にフロアプライスを設定したラインを作成しておく必要があります。
次回につづく…