Keyword Plannerで広告収入とメディアの価値について考えてみた
背景
ネット広告のほとんどは、クリックに対し広告主に広告費を求める。
クリック単価(CPC)50円の広告よりも、150円の方がサイト運営者は儲かるわけである。
ではどうしたらサイト内広告のCPCを高く保てるのだろう。
訪問者によって変わる広告
CPCは表示される広告によって違う。サイトをリロードすると別の広告が出るが、CPCもその度に変わる。
健康食品のCPCよりも、高級マンションのCPCの方が圧倒的に高い。広告費が違うからだ。
高級マンションを買えない人にその広告は表示しない。実は私たちの属性(性別、年収、趣味、検索履歴etc...)はCookieや会員IDによって広告主に筒抜けで、適切な広告が配信されるように最適化されている。
高級マンションのサイトには購入検討者が訪問するので、その際にAdSense等は高い案件を引っ張ってきて表示させるのだ。
つまり高い案件を引っ張ってこれるサイトが、自ずと高い収入を得ることとなる。
では、どういった案件に高いCPCが付くのだろうか。
CPCを確認する
Googleのキーワードプランナーというツールを使うと、特定のキーワードに対して、どの程度のCPCが払われているか見ることができる。
とにかく、1コンバージョン(確約)で広告主ががっぽり儲かりそうな単語を想像して入れてみる。
「キャッシング」
「カードローン」
「エスポワール」
「Eカード」
「沼」
〜5時間後〜
薬剤師、転職
戦闘力(CPC)12,000。
圧倒的1クリック。
薬剤師の転職におけるコンバージョン(転職サービスへの登録)はそんなに高いのだろうか。
アフィリエイトでCPAを確認する
コンバージョン単価(CPA)を見るには、アフィリエイトプログラムを見るのが早い。
私はA8.net等のメジャーどころを使っている。
薬剤師の転職だと会員登録で3万円が入るようだ。
クリック1万円払えるということは、3度に1度は登録してくれるのだろうか。
最後に
薬剤師の広告を表示したり、アフィリエイトでコンバージョンを取れるのは、当然薬剤師がよく訪問するサイトである。
よって薬剤師や医者、その他高所得者がよく利用するサイトは広告収益が高い。
単純に広告収益の高いサイトを運営したいのであれば、はじめからそういう趣旨のものを作成すればよい。
ただし、それが怪しいまとめサイトや胡散臭い健康サイトの乱立に繋がっていることも忘れてはならない。